西暦2100のTV

TVからお料理の匂いがする?

におい物質は、嗅粘膜にある嗅覚受容体が粘液に溶け込んだにおい物質を捕捉します。嗅覚受容体はGタンパク質共役型受容体(GPCR)ファミリーに属する典型的な7回膜貫通型タンパク質で、リガンドであるにおい分子と結合することで活性化してシグナルが嗅神経に伝達されることにより、最終的に鼻腔内に到達したにおい物質を「におい」として認識することができるのです。
におい物質は、分子量20~400程度の物質が多く、種類も約40万種以上存在すると考えられており、その化学構造も多種多様。と言う情報に基づき、

西暦2100年では、においの全ての分子構造が解析され、いかなる自然界の匂いも検知、分析する装置と、人工的に匂いを合成するコンパクトな装置が各家庭装備されている。

例えば、あるプラハの高級レストランのスペシャルディナーのグルメ番組が放映されると、音声、画像が3D、匂い、香りが3Dで拡散してくる。居ながらにして、そのレストランにいる気分が味わえる。

また、家庭の食事も、料理はAIロボットで作られるが、好みに、パリの4区の〇〇レストランのエスカルゴの味とか、指定して、匂い、香りは、作られた料理の匂いに人工匂い発生装置が合成して、本場の匂い、香りが楽しめる。

匂いは、自動的に中和される機能もあり、番組が変わると匂いも変わる。

また、一人ひとりの好みに合わせ、常に香りを発生するコンパクトな装置が携行され、デートの相手の❤️に響く香りが醸し出される。

と言うことで、
この時代には、匂いが癒しの重要な役割となり、年寄りの加齢臭は、世の中から消えている。